SUSTENの手数料体系の秘密。成果報酬で他のロボアドバイザーと差別化

ロボアドバイザーのみならず、資産運用では、リターンに影響する「手数料」は気になるポイントです。

ロボアドバイザーは長期的な投資を前提に設計されているので、手数料が割高であるほどだと運用益の損失が年々ジワジワと拡大してしまうのですが、

利益が出ないと手数料がかからないSUSTENというロボアドバイザーがあります。どのような手数料体系なのか整理しました。

ウェルスナビに比べて知名度は低いけど、期待できるロボアドバイザーかも

ロボアドバイザーで運用を考えている人にとって、手数料無料といっている「SUSTEN」は気になる存在ではないでしょうか。

 

無料と言われると、怪しく感じる人は、正直に挙手!

SUSTENの手数料の仕組みとメリット・デメリット

SUSTENは、2021年2月にサービスを開始した新しいロボアドバイザーで、株式会社sustenキャピタル・マネジメントが運営しています。

運営会社 株式会社sustenキャピタル・マネジメント
サービス開始 2021年2月
手数料 完全成果報酬型(プロフィットシェア型)
最低投資可能額 10万円〜
トータルコスト 完全成果報酬型(プロフィットシェア型)+ETF経費+諸費用
※ETF経費は年率0.02〜0.09%程度
※諸費用は年率0.0795%程度

 

SUSTENが売りとしている手数料無料の仕組みを「完全成果報酬型(プロフィットシェア型)」と呼びます。これは、投資評価額が過去最高評価額を上回る月のみ、その超過分に対して手数料が発生する手数料体系のことを指します。

 

次の図のように、一定の運用益が出た場合にのみ手数料が発生するのですが、運用成績が下がった場合や最高益を更新しない場合は手数料が発生しません。

SUSTENの手数料体系の説明

SUSTENの成果報酬体系

引用元:SUSTEN

無名だけど、革新的な手数料体系に注目してる人がいる

完成報酬型は安心度が違う

長期で相場が下落したときに威力を発揮

 

一般的なロボアドバイザーは、「年率1%」のような「固定報酬型」と呼ばれる手数料を採用しているところがほとんどです。

この方式はシンプルでわかりやすいですが、損失が発生していても手数料が発生してしまうというデメリットがあります。

特に深刻なのは、損失の出る期間が長期にわたる場合です。

 

たとえば、日本ではバブルが崩壊して以降20年近くも国内株価は最高値を更新できなかったし、外国株もリーマンショック以降は最高値に回復するまで6年以上かかっています。

このような長期低迷する相場で損失が出続けていても、固定報酬型では延々と手数料が発生してしまいます。ロボアドバイザーは長期運用が基本で損切りが難しいので、損失時に手数料が発生していたとしてもやめるにやめられないというジレンマに陥ってしまいます。

投資家と損益を共にする覚悟ができている

SUSTENの手数料体系であれば、このような長期間の損失が発生していたとしても手数料は発生しません。これは非常に大きなメリットであり、運用がより続けやすくなると言えます。

また、利用者に利益が出ていない間は手数料が発生しないということは、SUSTENもその間は利益が出ないということになってしまいます。それではSUSTENの事業を継続できないため、他のロボアドバイザーと比べても「必死さが違う」と考えられます。これは投資先の選択を任せるロボアドバイザーとしてはこれ以上ないメリットと言えます。

SUSTENの手数料は本当に安い?

実際にSUSTENの手数料は他のロボアドバイザーに比べて安いの?という疑問を持つ人もいるでしょう。

しかし、この点についてはケースバイケースとしか言いようがありません。

SUSTENの手数料は、毎月最終営業日を基準日として、投資評価額が過去最高評価額を上回る月はその超過分に対して上記の料率で成果報酬が発生します。この際の手数料は投資評価額に応じて次のように異なります。

SUSTENの手数料体系:評価額に応じた手数料

 

最高評価額 手数料
80万円未満 超過利益×1/6
80万円以上〜200万円未満 超過利益×1/7
200万円以上〜500万円未満 超過利益×1/8
500万円以上 超過利益×1/9

引用元:SUSTENの情報をもとに編集部にて作成

 

とら
利益が出れば出るほど手数料が大きくなっていくんだね

 

ウェルスナビと手数料を比較してみよう

たとえば、100万円を投資して最高益を5万円更新した場合、利益の8分の1である約8,300円(+消費税)が手数料です。

もし、他のロボアドバイザーで同様のケースの場合、保有資産105万円に対して1%の手数料が発生するので1万500円(+消費税)です。

 

このケースで金額だけ見ると、SUSTENの手数料のほうが安く見えます。

 

だが、SUSTENは最高益が発生した単月の手数料なのに対し、固定報酬型である他のロボアドバイザーは年間の手数料です。

つまり、最高益が別の月で発生したら、改めて手数料が発生することになります。このように、運用状況によって大きく変わってくるため、一概にどちらが安いとは言い切れません。

 

ただし、成果の有無に関わらず手数料が発生する今までのロボアドバイザーは古いという評価が一般的で、新しい手数料体系を採用したSUSTENに期待を寄せている人が多いです。

今後、預かり資産額が増えて手数料率がもっと下がることがあれば、SUSTENの魅力はより高まっていくでしょう。

まとめ

今までのロボアドバイザーは固定報酬型の手数料体系で、どんなに相場で損失が出ても運用会社は損をしないというものが主でした。しかし、SUSTENはこの”古めかしい”常識を打ち破り、手数料体系に成功報酬型を採用した新しいロボアドバイザーと言えます。今後、手数料率が下がればより魅力的なロボアドバイザーになる期待もありますから、今後の展開に期待できると言えるでしょう。

 

■関連サイト

SUSTEN